観ました


好きな人が誰かと結婚した夢を見ました。

正確には何かの会の参加者名簿で、

私の知らない名字に変わっていたのを目撃しただけです。

本人の姿も

配偶者の姿も一切見ていませんが、

何とも言えない気持ちに襲われ、

起きたときには体中びしょびしょになってました。

きっと全身で泣いていたのでしょう。

おひょいです。



遂に観ました!

「PERFECT DAYS」を!

いやー今このタイミングで

映画館で観れてよかったなーと。

しかもお久しぶりの

「あつぎのえいがかんkiki」にて!

(前からこんな名前だったっけ…)

相変わらず上映予定の映画のセンスがよろしくて感心するとともに、

「観なあかんやついっぱいありすぎやん!」

と若干焦った次第です。


映画は…

いやあ、ため息出ますね。

サイコーでした。


ただ思ったより起伏が激しいというか、

けっこう事件が起きましたよね。

喜怒哀楽もいっぱいありました。

もっと坦々としてると勝手に思ってたので。

おかげさまで心が揺さぶられまくりでした笑


一番は、

登場人物の全員

誰もが何かを抱えている、

という当たり前のことがきちんと描かれていたこと。


みんな、せつないんです。

大人も若者も子供も老人も男も女も。

主役も脇役も端役も。

そこに格差はないのです。

痺れましたね。



個人的には

透けるトイレで

逆光の中掃除する役所さんや、

(まるでそれこそが木漏れ日のよう)

踊るホームレス役の世界的ダンサー、

田中泯さんをずっと観てたいなーと思ったくらい。

それで十分感動するなと。

十分素晴らしい。



そしてこれまた個人的だけど、

姪っ子や妹とのくだりとか

三浦友和さんとの絡みとかはねえ…

ただただ美しいシーンであると同時に

もうギューッと心が締め付けられる思いでした。

似たような人生を生きてきたというのもあって。


妹さんと別れた直後にうつむいて泣くのとか、

わかるなあ!と。

あれ、どんな感情だか説明できないんですよ。

いろいろありすぎて。


だから私は役所さんでもあり、

三浦友和さんでもあるなと。


そしてああいうとき誰しもタバコ吸いたくなる気分になる、

ってのがまたサイコーだったなあ。

タバコってやさぐれ時にはぴったりなんすよ!

よくぞ!って感じです。



そういう、あらゆる場面での

細かな設定・脚本がとっても良いなと。

あれはヴェンダースさんと共同脚本した

日本人のプロデューサーさんの素晴らしい仕事だと感じます。

台詞はもちろん、

環境音や生活音含め

細かい日本的な文化の描写が多く、

外国人では絶対盛り込めないエピソードも多かった。

さすがの日本好きヴェンダースさんでも思いつかないでしょ!

ってのがふんだんに詰め込まれてましたからね。

(にしても石川さゆりさんは反則でしょ笑

あんな起用、あんなお店、贅沢極まりない!)


ヴィム・ヴェンダース監督は、

平山という人物に禅宗の僧侶を重ねていたそうです。

すごいわかります。

禅寺といえば一日中掃除したりしてるってのもありますが、

ある私と同世代の禅僧の方が

「一貫して『今』を歌い続けるブルーハーツは禅である」

「禅がわからなかったからブルーハーツを聴け」

って言ってたように、

禅の考え方って大ざっぱにいうと

「とにかくイマココ、目の前・今を生きろ」

なんですよね。



そう、音楽も良かったなあ。

想像以上に良かった。

ヴェンダースさんも劇中の平山さんも

私より10~20歳上の世代なんで、

まさしくビンゴな70年代ロック。

私がわかった曲も半分いかないくらいでした。


ヴェルベッツやルー・リードは

令和の現代でも教科書的な存在なので言うまでもないが、

ヴァン・モリソンやパティ・スミスはうれしかった。

とくにタカシの彼女のエピソード込みで、

パティ・スミスにスポット当たったシーンが多かったのはうれしかったなあ。

カセットテープの温かみへの言及も含めてね。

私の人生で一番音楽を聴き込んでいたのは

LP~カセットテープ時代でしたから。

鉛筆ぐるぐるもやったことあります笑



鑑賞後、

あらためて又吉さんの動画もちゃんと見ました。

私も昔、

又吉さんやこの平山さんのような?

風呂ナシ・二畳の極古極狭文化住宅で暮らしたことがあります。

当時の私は若かったんであんなステキな暮らしはできませんでしたが、

自由で楽しかった感覚だけは残ってます。

バカだったけど、幸せだったんだろうなあ。

でも劇中の平山さんと違うのは、

あらゆることへの感謝の感覚がなかったことだろう。



平山さん、

いつも空と木を見上げてましたよね。

スマホないと、やっぱいいですね。


私は常時やさぐれてるので、

タバコ吸いながらいつも空と木を見ています。

昼も夜も。


好きな人も同じだといいな、と思いながら。



おひょいさんのおたより

安心してください。 あなたの選択はいつも、 今までもこれからも正しいです。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • おひょいさん

    2024.03.18 01:00

    @おくらそりゃ良かった。 私ごときの独り言を待っていただいてるなんて、うれしいです! これからもおくらさんが大丈夫でありますように!
  • おくら

    2024.03.16 10:25

    私は迷子になりやすいけど、あの映画とここがあれば大丈夫な気がしている! なので末永く続きますように。笑