許せない男2


一家に一名どうですか?

あなたの人生の道しるべ、おひょいです。


さて、最近ちまたをにぎわせている言葉で、

私がバチクソ嫌いな言葉がある。


「タイパ」というやつである。


もうそういう人は生きてなくていいだろう、

とさえ思える。

「コスパ」もたいがいイヤな言葉だが、

タイパはさらに「生きるってなんだ?」

ってところに関わってくるからだ。


どちらも基本的に「損得勘定」に基づいている。

もうその時点で嫌気がさしてくる。

損得を生きる基準にしている時点で、

私には受け入れがたい考えだ。


そしてタイパの考え方はとても貧しい。

無駄な時間を満喫できないなんてかわいそう。


究極、

ご飯作るのも食べるのもタイパが悪いから、

栄養満点のタブレットを一日3粒。

ってなるのか?

そしてその空いた時間で

PCを何台も並べた辛気臭い部屋で、

株の動きなんかをチェックして不労所得を得て、

さらにスマホでゲームなんかしながら、

つまらん高価なものをネットショッピングなんかするのか?

それが豊かな人生なのか?



それにしてもタイパはえげつない。

いくら時代のスピード化は当然だとしても、

これに関しては

「あなたって古い人間なんですねフフ」

とバカにされた方がうれしいくらいだ。


まあ、単純に考え方のひとつなので、

宗教にも似ている。

「効率最優先教」みたいなものだ。


しかし私のような原始人が許せない、

タイパの最たる代表例が音楽や映画におけるものだ。


「曲のイントロが要らない」

「サビだけ聴く」

「ギターソロは要らない」

「映画を倍速で観る」


あのね、作り手がいなくなりますよ。

ただそれが主流になると商売として成り立たないから、

結局はそういう風潮に作り手が合わせていくのでしょうが、

そんな迎合が普通になったらイヤだなあ。


タイパはせめて生活や仕事だけにしてくれ。

頼むからアートの分野は勘弁してくれ。


繰り返すだけの単調なギターリフも、

歩いてるだけの長回しのシーンも、

すべてに意味があるから、

作り手が意図しているから存在する。

それを感じ、考えるのが受け手の醍醐味。



恋だってそうだろう。

進化した夢のようなマッチングアプリが、

「あなたにはこの人が完璧に合います」

「向こうのOKも取りました」

「ではどうぞ」

と言われて、

じゃあと実際会って、

じゃあとセックスするのか?

つまらねえ。



余白や無駄をどれだけ楽しめるかが、

豊かな人生なのだと私は信じる。

便利で速いものほどダサいと信じている。

せっかくキャンプに行ってるのに、

キャンプグッズをオール電化で揃えるようなものだ。


風を、匂いを、温度を、流れる時間を感じる。

昇る朝陽、沈む夕陽、高く深い星空を見上げながら、

人の気持ちに想いを馳せる。



人の本質はそんなに変わらない、と思うのだ。




おひょいさんのおたより

安心してください。 あなたの選択はいつも、 今までもこれからも正しいです。

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